『ナンブンノイチ』
(23) 36分の1のヒトって? 在留外国人
NHK Eテレ 5分番組 初回放送日: 2024年12月27日
36分の1。留学や就労など観光以外の目的で日本に住む「在留外国人」が増えている。出入国在留管理庁によると、令和6年は過去最高でおよそ359万人、つまり36人に1人。人手不足を補うため政府は「特別高度人材制度」を設け、高い技術をもつ外国人を積極的に受け入れている。最先端のシステムを開発する会津若松のIT企業ではスタッフの9割が外国人。日本と母国に貢献する夢をもつ人物を取材。
【語り】永積崇[ハナレグミ]
【ディレクター】中村賢二 【プロデューサー】米本直樹
『ナンブンノイチ』
(22) 1800分の1のヒトって? 登山で遭難した人
NHK Eテレ 5分番組 初回放送日: 2024年12月25日
1800分の1。楽しいはずの登山も、ふとした油断や思い込みで一転することが。2023年に都道府県警察が把握した登山での遭難者数は2761人と過去最多を記録。1800人に1人の計算となる。遭難するのは初心者とは限らない。あるベテランの登山者は、日帰りのつもりで入山した山で、道に迷い沢筋で滑落。骨折し、6日間も山中に閉じ込められた。極限状態から生きて帰るためにとった行動とは。
【語り】永積崇[ハナレグミ]
【ディレクター】飯塚淳 【プロデューサー】内田利元
『ナンブンノイチ』
(21) 17分の1のヒトって? ヤングケアラー
NHK Eテレ 5分番組 初回放送日: 2024年10月23日
17分の1。ヤングケアラーは、家族の介護など日常生活上の世話を過度に行なっていると認められる、おおむね30歳までの子ども・若者のこと。厚生労働省が小学生から大学生の約3万人に調査をしたところ、17人に1人もいることがわかった。番組は、家族のケアを担い、周囲に相談できないなどの悩みをもちながら自分らしい生活を続けてきた2人のヤングケアラーを取材。その言葉から生きるヒントが見えてくる。
【語り】永積崇[ハナレグミ]
【ディレクター】中村賢二 【プロデューサー】米本直樹
『ナンブンノイチ』
(20) 8分の1のヒトって? ハンドメイド推しの人
NHK Eテレ 5分番組 初回放送日: 2024年10月16日
8分の1。昨今過熱するハンドメイド人気。それを支えるのは誰もが気軽に売買できるネット上のハンドメイドマーケット。最も利用者の多いサイトのアプリDL数は、およそ1500万。つまり日本人の8人に1人が“ハンドメイド推し”。見知らぬ人同士が手作り商品を通じてつながっていく。番組では、新潟県でハンドメイドを作り販売している子育て中のママを取材。日常の暮らしの中でモノを作り、売る魅力とは?
【語り】永積崇[ハナレグミ]
【ディレクター】小林陽子 【プロデューサー】内田利元
老人と海獣 北海道 積丹 トドと泳ぐ海
NHK Eテレ 59分番組 初回放送日:2024年9月28日
北海道・積丹半島。毎年、極寒の海にトドの群れがやってくる。その姿に魅せられ、長年追い続けてきた老ダイバー。トドと人間との関わりから、海が直面する危機を見つめる。
ダイビングインストラクター・藤田尚夫、71歳。積丹ブルーといわれる澄み渡った海と生き物たちの素晴らしさを、40年前から伝え続けてきた。特にこだわるのが、海中を乱舞するように泳ぐトドを見てもらうこと。トドは環境省などが準絶滅危惧種に指定する一方、網にかかった魚を食い荒らすため駆除の対象でもある。人間とトドが共存する道とは…病と向き合いつつ自らの信念を貫く藤田さんに密着した3年の記録。
【語り】小西遊馬
【ディレクター】小西遊馬
【プロデューサー】米本直樹
BSスペシャル 境界の抵抗者たち
〜ミャンマーを追われた映像作家の記録〜
NHK BS 59分番組 初回放送日: 2024年7月18日
3年前にミャンマーで起きたクーデター。軍部による弾圧で多くの市民が犠牲になった。こうした中、国境を越えたタイの町に逃れカメラを武器に戦う人たちがいる。祖国の現状を世界に伝えたいと、戦闘の最前線を取材する義足のカメラマン。かつての仲間に向け、投降を呼びかける番組を配信する元ミャンマー軍兵士。ミャンマー当局に拘束されたドキュメンタリー作家・久保田徹が描く映像発信者たちの抵抗の記録。
【ディレクター】久保田徹 【プロデューサー】米本直樹
『ナンブンノイチ』
(19) 3分の1のヒトって? 就職して3年以内に辞める新卒者
NHK Eテレ 5分番組 初回放送日: 2024年7月17日
3分の1。今年の厚生労働省と文部科学省による調査では大学等卒業者の就職率は98.1%。その一方、就職後3年以内に辞める新卒者は3人にひとり。最近では退職代行サービスが広く活用され、ある退職代行サービスの会社では20代からの依頼が4割を占める。番組は、新卒で入った会社を3年以内に辞め、金融機関に転職した26歳の男性を取材。いま若い世代が働く上で最も大切にしていることとは?
【語り】永積崇[ハナレグミ]
【ディレクター】李受娟 【プロデューサー】内田利元
『ナンブンノイチ』
(18) 2500分の1のヒトって? 新たに農業を始めた人
NHK Eテレ 5分番組 初回放送日: 2024年7月10日
2500分の1。65歳以上が7割を占め人手不足が深刻な農業。2022年に新たに農業を始めた20〜49歳は、同世代の人口の2500人に1人。中には、まったくの異業種から飛び込む人たちもいる。肉体労働が多く収入も不安定だが、それ以上に「食べた人が喜んでくれる」という、他に変え難いやりがいがあるという。担い手が減り続ける中、私たちの「食」を支える大事な一次産業・農業の未来を考える。
【語り】永積崇[ハナレグミ]
【ディレクター】田才孝子 【プロデューサー】米本直樹
『ナンブンノイチ』
(17) 27分の1のヒトって? スマホをもたない人
NHK Eテレ 5分番組 初回放送日: 2024年5月29日
27分の1。SNSやゲームに支払い、中には複数もつ人や一日中見てしまう依存症の人も。内閣府が1626人で調べた世論調査によれば、スマホをもたない人は18~29歳で「ゼロ」。69歳まで含めると27人に1人。番組は、あえてもたない主義の男性を取材。待ち合わせも不便で家族は不満たらたらだが、彼には積極的にスマホをもたない、ある理由があった。スマホを手放したことで手に入れた人生とは?
【語り】永積崇[ハナレグミ]
【ディレクター】中村賢二 【プロデューサー】米本直樹
『ナンブンノイチ』
(16) 45分の1のヒトって? ギャンブル依存症
NHK Eテレ 5分番組 初回放送日: 2024年5月22日
45分の1。今回のテーマは「ギャンブル依存症」。2020年の全国調査によるとギャンブル等依存症の疑いがあったのは45人にひとり。周囲に気づかれづらく、まさかこの人が…という例も多い。意志の問題だと思われがちだが、ギャンブル依存症はWHO(世界保険機関)が正式に認める病。番組は、家庭崩壊の危機を乗り越え、ギャンブル生活と決別、新たな人生を歩もうとする30代の男性を取材。
【語り】永積崇[ハナレグミ]
【ディレクター】飯塚淳 【プロデューサー】内田利元
ステータス #1 チキンカップ
NHK 総合 45分番組 初回放送日:2024年4月3日
2014年、香港のオークションで、中国皇帝の小さな器が38億円という高値で落札され、世界の話題をさらった。その名は「チキンカップ」。15世紀、中国明王朝の皇帝によって作られ、その後、数々の伝説をまとってきた。
今回、私たちは現代最高の「ステータス・シンボル」にこの手で触ろうと、無謀な旅に出る…
【出演】アンミカ 東野幸治 平野龍一
【語り】榊原良子
【ディレクター】石飛篤史
【プロデューサー・演出】内田利元
BSスペシャル
『ジャパニーズ・ドリーム ~ネパール人留学生たちの日本~』
NHK BS 59分番組 初回放送日: 2024年2月29日
再放送日時:2024年5月23日(木) 午後11:25〜午前0:25
今、ネパールからの留学生が急増中。彼らは多額の借金をして費用を工面し、来日後は学業とバイトを両立。将来定住する夢を抱いて来るが、日本社会の厳しい現実に直面する。2023年の時点で、日本にいるネパール人留学生はベトナム人を抜き、中国人の次に多い4万5千人。バイト先は機内清掃や運送業の仕分けなど人目に触れにくいバックヤードを担い、人手不足の日本を底辺から支えている。母国では安定した職が少なく、日本で真面目に働けば故郷に家が建つが、職を得て定住するには数々の困難がある。私たちの隣人になりつつあるネパール人留学生の日々に、数年間にわたり密着取材。進みつつある外国人との共生社会の今を描く。
【声】今井朋彦
【ディレクター】ディペシュ・カレル、齊藤麻実
【プロデューサー】米本直樹
『新日本風土記』熊本 南阿蘇鉄道
NHK BSP 4K 59分番組 初回放送日: 2024年1月9日
世界でも珍しいカルデラの中の暮らし。それは豊富な湧き水があったから。南阿蘇鉄道がつなぐ水の郷で、水神様に感謝し、草原と共に生きる人々。百年が一瞬に思える大地の旅。
阿蘇のカルデラの中を走る南阿蘇鉄道。全長17.7km、わずか10駅のローカル線。“南鉄”の愛称で地元の人や観光路線としても親しまれてきた。2016年の熊本地震で大きな被害を受け、去年7年ぶりに全線で運転再開した。沿線は豊かな水の郷。湧き出す水は、田畑を潤し人々の暮らしを支えている。秋、水神様に感謝する奉納相撲が行われ、草原の牛飼いは冬支度を始める。地震の記憶を刻む大地に生きる人々の暮らしを訪ねる。
【声】松たか子
【ディレクター】中村賢二、李受娟、牟田高太郎
【プロデューサー】米本直樹
『ゴッドハンド 流転の秘宝を復元せよ』
NHK 総合 44分番組 初回放送日:2024年1月2日
“ゴッドハンド”の異名をとる男がいる。やきものの復元師・繭山浩司。茶の湯・千家に伝わる450年前の黒楽茶碗、ウィーンの古城で破壊された古伊万里の大皿など、修復を手がけた宝物は5000点に及ぶ。その技を育てたのは口外できぬ「陰の仕事」の数々。全国の美術関係者から預かった数々の破損品を、どんなに目を凝らしても傷跡がわからないまでに復元してきた。全国の美術館には 繭山が手掛けた作品も少なからずあるという。繭山の知られざる超絶技巧と、人類の宝を後世につなごうとする生き様を描き出すシリーズの第三弾!時価数十億円という清朝の花瓶と李朝白磁の修復撮影が許可された。
【語り】田中泯
【ディレクター/プロデューサー】 内田利元
『ナンブンノイチ』
(14) 278分の1のヒトって? ネットで小説を発表する人
NHK Eテレ 5分番組 初回放送日: 2024年1月1日
278分の1。インターネット上で自由に小説を発表できる小説投稿サイト。およそ250万人が登録する日本最大のサイトでは、43万8千人が日々作品を発表している。かつて小説家はごく一握りの人しかなれない職業だったが、今やネットを通じて読者に読まれる機会は増えた。業界でも文芸書ではネット発の小説がシェア4割を占める。医者、会社員…“兼業作家”として作品を書く人の意外な実態に迫る。
【語り】永積崇[ハナレグミ]
【ディレクター】小林陽子 【プロデューサー】米本直樹