WORKS – 2022

『遠いあなたにメリークリスマス
 ~聖夜の3つの物語~』

NHK BS1 49分番組 初回放送日: 2022年12月31日

2022年12月24日、私たちは今年のその夜をどんな気持ちで迎えただろう。長引くコロナ禍、繰り返される紛争や衝突・・・先行き不透明な不安がおおう中、世界中では何十億もの人たちがこの夜を祝い、静かに祈る。この番組は、様々な事情を抱えて祖国を離れ、日本でその夜を迎える人たちのドキュメンタリー。難民や出稼ぎなど、理由も日本にいる期間もさまざまだ。その姿から見えてくるのは、私たちの隣人の困難と希望。いつの時代も、自分と異なる立場の人や考え方に対して不寛容な世の中だが、年の暮れ、隣人へ静かに思いを馳せる。

【ディレクター】竹岡寛俊、李受娟、小西遊馬

【プロデューサー】米本直樹

馬込文士村空想演劇祭2022

『馬込文士村 空想演劇祭』は、公益財団法人大田区文化振興協会と劇団 山の手事情社が、かつて大田区に存在した「馬込文士村」の魅力を紹介するために立ち上げた、オンラインで楽しむ映像演劇企画です。は、映像ディレクションで参加しています。

【映像ディレクター】米本直樹

劇団 山の手事情社『千代と青児』
作家・宇野千代と画家・東郷青児は、出会ったその日に同棲を始める。実は一見スキャンダラスなその遭遇には、それぞれ表に出せぬ事情があった。しかしやがて二人の関係は熟成していく。

日本のラジオ『花物語ごっこ』
少女小説の大家 吉屋信子のデビュー作『花物語』の第一話「鈴蘭」を題材に、女学生たちの交流を描いた作品。誰しもの心の中にある少女性を、その不思議な世界観で表現。

『新日本風土記』空き家
NHK BSプレミアム 59分番組 初回放送日: 2022年12月23日

全国におよそ850万戸ある空き家。そこに刻まれた記憶を生かしつつ、新たな暮らしや活動を始める人たちがいる。新しいつながりやふるさとが生まれる、空き家の再生物語。少子高齢化や過疎化で空き家が増え続け、その数は全国におよそ850万戸。だが今そこに新たな希望が。徳島県神山町では空き家を活用した移住者の店やIT企業のオフィスなどが次々オープン。山梨県韮崎市では元ランドマークの商業ビルをリノベーションし商店街も活性化。壱岐では元遊郭がゲストハウスに、石巻では元布団屋が映画館に、茨城県では元スーパーが在日外国人の宗教施設に。日本全国の空き家を巡る旅、復活と再生の物語。

【声】松たか子

【ディレクター】佐野達也、中村賢二 【プロデューサー】佐野達也

声は届くのか 〜秘蔵フィルムが映し出す1969新宿西口地下広場〜

NHK BS1 50分番組 初回放送日: 2022年11月26日

ベトナム戦争に反対する若者たちが新宿駅の西口地下広場に集い反戦ソングを歌った一大ムーブメント「フォークゲリラ」。番組が入手した映像には、7千人の群衆の歌声や討論など見る者を圧倒する熱気が記録されていた。この貴重な映像をベースに当時現場に居合わせた人たちを取材。若者たちの「声」は今の時代にどのように届いているのか?1969年のフィルムとそこに登場する人たちの2022年の姿が交錯するドキュメンタリー。

【ディレクター/プロデューサー】佐野達也

日曜美術館友よ 写真よ  写真家 牛腸茂雄との日々
NHK Eテレ 45分番組 初回放送日: 2022年10月30日

「彼は自分の人生の残り時間を常に意識して、先を急ぐように生きていた」。家族や友人、近所の子供など、さりげないポートレートで知られる写真家・牛腸茂雄(ごちょう・しげお)。肉体的な困難を抱えながら創作を続け、36歳でこの世を去った。死後40年、再評価の機運が高まる中、学生時代からの友人だった写真家・三浦和人は、2022年 夏、牛腸のネガのプリントに挑んだ。牛腸と三浦、静かな対話が始まる。

【ディレクター/プロデューサー】内田利元

アート疾走 金と黒の本木雅弘

NHK BSプレミアム 59分番組 初回放送日: 2022年10月1日

独自の審美眼を持つ俳優・本木雅弘が、自らの脚と感性で全国に疾走出没。国宝など超一流の美術品を、ガラス越しではなく直に見て、触れて、日本人の美の源泉を掘り起こす。第1弾は、大胆かつ緻密な美の世界「琳派」。尾形光琳の「紅白梅図屏風」(国宝)と対面し、金箔のキャンバスと格闘、俵屋宗達に習って墨のたらし込みに挑戦、気鋭の現代美術家らとも対話を重ねる。本木雅弘が全身で金と黒にまみれアートを疾走する!

【ディレクター/プロデューサー】佐野達也

『ナンブンノイチ』
(3)10分の1のヒトって?ネット婚活で結婚した人
NHK Eテレ 5分番組 初回放送日: 2022年9月25日

10分の1。ここ数年、ネット系の婚活サービスを使って結婚する人の割合は増えている。2020年に結婚した男女(20~49歳)ではおよそ10人にひとり。出会いや婚活のためにマッチングアプリを使った経験のある5人組YouTuber「昭和女」のメンバーたち。中でも、いま真剣に婚活中のMANAMIさんは、いくつものアプリを使って出会いを探している。「ナンブンノイチ」の数字から見える、この社会の“今”。

語り】永積崇[ハナレグミ]

【ディレクター/プロデューサー】米本直樹

『ナンブンノイチ』
(2)100分の1のヒトって?1年以上「育休」をとった男性
NHK Eテレ 5分番組 初回放送日: 2022年9月23日

100分の1。「育休」は女性がとるもの?今回のテーマは「男性の育休」。日本では配偶者が出産した男性で「育休(育児休業)」を取得するのは7人にひとり。その期間は「2週間未満」が最も多く、半数を超える。いっぽう「1年以上」は育休を取得した男性の中でも100人にひとり。番組は1年間の育休を取り、2人の子どもの育児と家事に専念している男性に密着。その日常から“ニッポンの今”が見えてきた。

語り】永積崇[ハナレグミ]

【ディレクター/プロデューサー】内田利元

『ナンブンノイチ』
(1)30分の1のヒトって?
NHK Eテレ 5分番組 初回放送日: 2022年9月23日

30分の1。今、日本で精神疾患を抱える患者数は419万人。つまり、およそ30人に1人が何らかの心の病を抱えている。精神面の不調から仕事に通えなくなった人が職場復帰を目指して参加する“リワークプログラム”の現場を取材。人と同じことが出来なくなり悩む女性に密着した。身の周りには、私たちが知らないさまざまな事情をもつ人がいる。「ナンブンンノイチ」の数字をひもとき、共に生きるこの社会の多様性を見つめる。

語り】永積崇[ハナレグミ]

【ディレクター】川口勉 【プロデューサー】米本直樹